「三陸新報」にロバート博士の「大島っ子夢と将来基金」の創設の記事が掲載(2016年3月16日)


米海兵隊元幹部 夢と将来基金創設

「大島の子供たち支えたい」

震災時、気仙沼市大島で「トモダチ作戦」を展開した米海兵隊の元幹部で、政治学博士のロバート・D・エルドリッヂさん(48)=沖縄県在住=が、「大島っ子と将来基金」を作った。地震の著作の印税を原資に、子供たちの活動を支えていく。
エルドリッヂさんは、日米関係などを研究する政治学者だが、昨年5月まで通算7年間、米海兵隊の幹部職員として所属。震災時には大島にも入り、被災者を支援する友達作戦で汗を流した。現在も都民との交流を続けている。
7月には、トモダチ作戦の様子や大島の歴史、現場等を綴った「大島と海兵隊の物語」を大手出版社から刊行する予定で、この印税で基金の造成。気仙沼市議や元国会議員、海兵隊員らで構成する基金の会メンバーの寄付も充て、今後は会員を増やしていく。
教育、文化、スポーツ、国際交流などの分野で大島の子供たちを対象にした活動を行う個人、団体に、基金から補助金を交付する。震災時に生まれた子供が成人するまでと、今後15年間続ける予定。本の出版はまだ先だが、申請は受け付け、先行して交付もする。
エルドリッヂさんは「あれだけの被害を受けながら大島の子供たちは明るく前向き。心の復興に支援するとともに、未来に投資したい」と話している。申請、問い合わせはEメールで

OshimaChildrensFund@gmail.com

まで「三陸新報」2016年3月16日


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